個人事業主は儲かれば法人化を検討すべし

個人事業主なら、税金関係のことについては深い知識を持っておくことをおすすめします。個人事業主とはつまりは経営者なのですから、可能な限り事業が営みやすいように心がけておく必要があるのです。税金を安くする方法にはさまざまなものがありますが、法人化もその中の一つです。

法人化すると、株式の配当などについての税金がおよそ5%程度軽減されるので効果が大きいです。それだけではなく、法人だからこそ利用できる各種助成金システムも使えますから、より有利に資金調達をすることが可能です。赤字を大幅に繰り越せるのも法人のメリットです。人を雇うときにも、個人のままでやるよりは法人になったほうがいいでしょう。経営者自身の給料を経費に算入できる点も非常に大きなポイントとなります。法人化の手続きなどは複雑でわかりにくいところがありますから、できれば顧問弁護士の先生を雇うといいでしょう。顧問弁護士の先生なら、会社法や税法について知識も深いですし、現実的な経営指導まで行ってくれます。若い弁護士さんなら、顧問料も月々数万程度で済むことがあるために、人を選べばそれほどお金はかかりません。

そもそも弁護士費用も経費として組み入れることができますから、雇わない方がデメリットが大きいかもしれないのです。制度を知れば、経営も安定してよりよい未来を作り出せることでしょう。事業を営んでいくおもしろさは、もちろん法人になった方が感じやすいのです。法人化によるやりがいや面白みを存分に味わいながら新たな挑戦をスタートさせるのもよいでしょう。まずは抑えておくべき法人化のポイントをしっかり熟知することが、フリーの仕事を成功させる第一歩となるはずです。

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